約束通り、キラは艦に戻って来た。ラクスを無断でザフトに帰した問題も、マリューの粋な計らいで不問に処される。
眼前での先遣隊壊滅にショックを受けたトールたちだったが、それでも間もなく戦争から開放される安堵の方が大きかった…ただ一人、フレイを除いて。追い討ちをかけるかのように、父の命を奪ったイージスのパイロットがキラのかつての親友だったことを、話を立ち聞きしていたカズイ・バスカークから、フレイは告げられてしまう。
だが、友人たちの前に現れた彼女は、なぜか謝罪の言葉を告げる。意外な言葉に戸惑うキラ。その時鳴り響く警報。ザフトのガンダム3機が、艦隊と合流前に最後のアタックを仕掛けて来たのだ！　「私たちを守って」と言う難民の少女とフレイの言葉に見送られ、戦場へ向かうキラ。
アークエンジェルの戦闘パターンを読んだザフトの攻撃は熾烈を極め、ついにストライクとメビウスゼロを振り切ったブリッツが、アークエンジェルに肉迫する。絶体絶命の危機！　その時、キラの中で何かが起きた！　鎧袖一触でデュエルを退けるストライク。イザークが負傷したため残る2機も後退した。