多くのものを失いながら、アラスカの地球連合本部に辿り着いたアークエンジェル。だが基地への下船許可も下りず、艦内待機を命じられる。命からがらたどり着いた本部での仕打ちに、クルーたちは一抹の不安をよぎらせる。
その頃、ザフトのカーペンタリア基地では、傷ついたアスランがクルーゼから命令を受けていた。アスランは開発中の新型MSのパイロットとして抜擢され、受領のためにプラント本国へ戻るよう命じられたのだった。
一方、キラはプラントのクライン邸で目を覚ます。アスランとの死闘の末に死んだと思われていたキラは、マルキオという謎の男に助けられ、プラントへ運ばれていたのだ。驚き、震えるキラ。そんなキラに優しく微笑み、声をかけるラクス。キラは思いの丈を、ラクスに吐露するのであった。
その頃アークエンジェルの捕虜となったディアッカは、トールを失ったミリアリア・ハウに、彼氏を失ったのかと軽口を叩き、激高させてしまう。なぜこんな奴が生きているのかと、ナイフを突き立てディアッカに迫るミリアリア。そして、割って入ったフレイまでもが、ディアッカに銃を放つ。なぜか身を挺してそれを止めたミリアリアは、ようやく自分自身を取り戻すのだった。